OKが欲しい

2004年9月10日
今週の火曜、担当さんから送ったネームへの返事が来たがまたしてもボツ食らった。理由は「長すぎる」。50ページはそりゃ長い。話とキャラ自体は面白いと言われたのが唯一の救いか。

で、短くして送ることになったが、その50ページはスゴク密度が高く、でかいコマでガンガン描いたものじゃなくて、単純に話が長すぎた結果50ページになったって感じで、これを24ページに縮めるのは無理な話だ。そこで「面白い」と思ったポイントを挙げて、それぞれを別の話としてプロットを送った。その返事が今日来た。

ボツ。何故僕の描く話、漫画はこんななのか。

今日はそこんところ担当さんと突き詰めていった。

要するに僕が今まで「自分の好きな漫画」だけ選んで読んで、ほとんどの一般大衆向けヒット漫画を食わず嫌いで敬遠して育ってきたことに問題があったようだ。選んで読むのは悪くないが偏りすぎるのはやはり良くないようだ。結果、僕の中にある「一般誌の規制枠」ってのがズレてしまった。頭では分かっていても、漫画や話を形にする際、通常小ネタを挟むが(そこに作家性の1つが生まれる)その時どうしてもボロがでる。それが僕のセンスだと担当さんは慰めてくれたが、プロの人たちはそこんところを上手くコントロールしてやっているのだ。そこが素人とプロの違いの1つだと思う。
2時間ほど話し合った結果、「50ページのネームのことは忘れて新しく話を考える。」「漫画喫茶にでも行ってメジャーな漫画を読みまくる。」を課題として与えられた。

また、新しく話を作る際、「ベースとなるストーリー」と「主人公」は「ゴクありふれた」ものにするように、とも言われた。僕の大好きなアブナイ世界から一旦身を引け、と。なるほど。

「ありふれた話でもT君が描いたら多分変な展開見せるから、プラマイゼロじゃないけど、丁度良い具合になると思うから。」

一体人を何だと思ってるんだ。まあいい。これも褒め言葉なんだろう。

また頑張らねば・・。グッバイ、サブカルチャー。

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