君、泉新一くんだよね?
2002年7月31日読んだひとも多いと思うが、寄生獣の印象的なシーンのひとつだ。
「泉新一くんだよね?」
と、村野が新一に問いかけるシーンである。これに通じる場面で、新一が村野と一緒に登校する場面がある。歩いていると新一が死にかけている子犬を見つける。その子犬を拾って公園で看取ってやるのだが、新一は子犬が死ぬとその死骸をゴミ箱に捨ててしまい、村野にえらく幻滅されるというか嫌われてしまうというか。そんなシーンだ。
これと同じようなことを今朝体験した。今日のバイトは早朝で、周辺の清掃が仕事に含まれる。そこでいつものようにチリトリとホウキを持って店の周りを掃除していると、鳩の死骸が道路の隅にあることに気づいた。最初は「うわっ」と思ってさらに「汚いな」と思った。が、すぐに理性が働き「このままほっとくのも何かな」と思い、店内に戻って袋を手に取り、その袋に鳩を入れてゴミ箱に捨てた。そのときは何とも思わなかったしそのこと自体にどうこう言うほどのことではないだろうなと考えていた。
2時間ぐらいして客がまばらになり、その時間を利用して一緒にシフト入ってる人と喋っているときふとそのことを言ってみた。
「今日あさ外に鳩の死骸落ちてたんスよ」
「まじ!?気色悪ー!」
「俺も最初ビビリましたよ」
「で、どうしたんその鳩」
「あー。ゴン箱にほかしました」
会話、一瞬にして凍りつきましたね。その後Kさんは俺の行動がちとオカシイよって話をしてくれましたね。そのときは心の中で「じゃあ仕事ほっぽりだしてその辺の公園まで鳩埋めにいけっつーんかい!」とか「手で掘れっつーんかい!」とか思ってた。けど帰ってきて部屋の本棚をふと見て寄生獣が目に入ったとき村野と新一のやり取りを思い出し、それを読んだとき「こんなやつなかなかおらんでー。少なくとも俺は埋めるわ」とか言うてたんも思い出した。
新一のように「ただの肉の塊だろ」とかそんなひどいことは言わなかったにしろゴミ箱に捨てたことは事実で、何とも思ってなかったことも事実だ。
これは心が疲れている証拠なのか、どうなのか。それともそれでよかったのか。
「泉新一くんだよね?」
と、村野が新一に問いかけるシーンである。これに通じる場面で、新一が村野と一緒に登校する場面がある。歩いていると新一が死にかけている子犬を見つける。その子犬を拾って公園で看取ってやるのだが、新一は子犬が死ぬとその死骸をゴミ箱に捨ててしまい、村野にえらく幻滅されるというか嫌われてしまうというか。そんなシーンだ。
これと同じようなことを今朝体験した。今日のバイトは早朝で、周辺の清掃が仕事に含まれる。そこでいつものようにチリトリとホウキを持って店の周りを掃除していると、鳩の死骸が道路の隅にあることに気づいた。最初は「うわっ」と思ってさらに「汚いな」と思った。が、すぐに理性が働き「このままほっとくのも何かな」と思い、店内に戻って袋を手に取り、その袋に鳩を入れてゴミ箱に捨てた。そのときは何とも思わなかったしそのこと自体にどうこう言うほどのことではないだろうなと考えていた。
2時間ぐらいして客がまばらになり、その時間を利用して一緒にシフト入ってる人と喋っているときふとそのことを言ってみた。
「今日あさ外に鳩の死骸落ちてたんスよ」
「まじ!?気色悪ー!」
「俺も最初ビビリましたよ」
「で、どうしたんその鳩」
「あー。ゴン箱にほかしました」
会話、一瞬にして凍りつきましたね。その後Kさんは俺の行動がちとオカシイよって話をしてくれましたね。そのときは心の中で「じゃあ仕事ほっぽりだしてその辺の公園まで鳩埋めにいけっつーんかい!」とか「手で掘れっつーんかい!」とか思ってた。けど帰ってきて部屋の本棚をふと見て寄生獣が目に入ったとき村野と新一のやり取りを思い出し、それを読んだとき「こんなやつなかなかおらんでー。少なくとも俺は埋めるわ」とか言うてたんも思い出した。
新一のように「ただの肉の塊だろ」とかそんなひどいことは言わなかったにしろゴミ箱に捨てたことは事実で、何とも思ってなかったことも事実だ。
これは心が疲れている証拠なのか、どうなのか。それともそれでよかったのか。
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